根室は,日本の野鳥”630種”のうち”370種”が見られるってホント???

根室で息を呑むほど美しい光景に出会う
根室から車で20分ほどの場所にある、“レイクサンセット”というログコテージあるのをご存知ですか?
北海道根室にある、風蓮湖の前に位置するこのレイクサンセットは、カフェやレストラン、宿泊ログコテージ7棟のある場所。
そこには数多くのオジロワシが飛来していました。
(実際の写真)
それはまさに広大な自然が見せるすばらしい光景でした。
多くのオジロワシが湖面から餌の魚をとり、その魚を巡って周辺は取り合いとなっています。道路上で魚を争っている時は車に接触しそうなくらい接近そして餌に夢中です。
根室は日本で超有名のバードウォッチスポット
豊かな自然環境が広がる根室市は、日本で観察できる野鳥630種のうち370種が見られる「野鳥の楽園」です。
私は現在、釧路に住んでいますが、こんなに近くに日本でも有数の野鳥観察スポットがあるなんて知らなかった。
オオワシやオジロワシなどが“わんさか”観れる
オジロワシは、アイヌ語でオンネウ(老大な物)と呼ばれる。オオワシに次ぐ大きなワシで、全体に茶色、年齢を重ねると肩から頭にかけて白っぽくなるその姿は大きな威厳ある様子からオンネウと呼ばれたのかもしれない。
日本の留鳥として最大級のワシ、体重4~6kg、広げた羽の長さが220~240㎝。主に魚や鳥を食べる肉食。風蓮湖では冬期にコマイの氷下待網漁が行われたその時に取れる稚魚をその場に捨てていくためにそれを目立てに集まってくる。知床半島のタラ漁の不良の年から風蓮湖に集まるようになったようです。
ピークは、2月の上旬で300羽ほどが集まる。
目の前でたくさんのオジロワシが見られるため海外のバードウォッチャーに人気が高い。
カラスに負けちゃう??
体は大きいが決して獰猛ではなく、単独で飛んでいる時には数羽のカラスに襲われることも多いが反撃することは少なく餌を取られることもある。
なんだかかわいい。
こんなすばらしい光景を見ることが出来るのもこの北海道、そして釧根地域をはじめとする道東エリアです。もっとたくさんの方に広大な自然のまま共生しているこの地域を訪れていただければと思っています。
最後に明日の話題に、根室情報を。
根室風蓮湖・春国岱ラムサール条約登録湿地
2005年11月28日、「風蓮湖・春国岱」が世界的に重要な湿地であるとして、ラムサール条約に登録されました。ラムサール条約の基本理念である「ワイズユース(賢明な利用)」の考えに基づき、自然を保全しながら賢く利用、根室半島の素晴らしい自然を守り伝えています。
道内で1番ながい!
「風蓮湖」は根室市・別海町をまたぐ湖沼で、道内の汽水湖では3番目の面積、湖岸の総延長は96kmは1位の大きさです。
風蓮湖の東端には3つの砂州からなる「春国岱」が位置しています。春国岱砂丘には、我が国唯一の砂丘に自生する赤エゾマツ林、国内最大級のハマナス群落があります。周辺の湿地にはタンチョウが営巣しており、飛来する渡り鳥は約260種確認されており、世界有数の渡り鳥の中継地点となっています。
北海道根室 野鳥が見られるレイクサンセットについて▼
この記事を書いた人
by T.
学生時代に釧路を訪れ、釧路に魅了される。現在は、建築士でありながら、釧路の発展のために力を尽くしている。
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