上品で心がこもった「ひやかしそば」をどうぞ | 鶴居村のちいさなお蕎麦屋さん たまゆら

鶴居村にある小さなお店
釧路市から車を30分と少し走らせると、鶴居村の街中のAコープのすぐ近くに、モダンな外観のおそば屋さんがあります。
それが、「村の小さなそば屋 たまゆら」 です。
2017年の8月31日にオープンした新しいお店です。
オープンまでのインスタがおもしろかった
たまゆらさんは、オープンするまでの間、ブログとインスタグラムでお店ができるまでのことを公開されていました。
職場を退職しましたとか、お店の看板ができましたとか、お店メニューの試作中とか、なんかもう応援したくなる記事がたくさんあり、実はオープン前からのたまゆらファンだったのです。
そば屋として生きる
そんなたまゆらで温かく迎えてくれたのは、平井さんご夫妻。北見出身であるご主人が子供の頃に食べた、「冷やしかしわそば」が忘れられず、どこかで食べられないかと思っていたところ、これは自分でやるしかないと思い、ご自身でお店を開くことを決めたそうです。
それはもちろん、ご家族の理解と応援があったからこそ、現在のカタチが実現しました。
独学で手打ちそばを習得
たまゆらさんは手打ちにこだわり、弟子屈町の酪農家さんが手配してくれた摩周のそば粉を使って、心を込めて打っています。普段はお目にかかれないのですが、この日は特別にお蕎麦を打ってくださいました。
ドスンッ!!! ドスンッ!!!っと気持ちを込めてお蕎麦を切りそろえていく様子にはとても感動しました。
打ち終えてきれいに並べられているお蕎麦たちは、まるで心が宿ったかのように生き生きと並んでいました。
メニューは、まだ二人でできる範囲でということで、シンプルなお蕎麦がメインです。
落ち着いた内装と、心地よい音楽に浸っていると、お蕎麦が茹で上がり、ご主人が華麗に湯切りを。厨房に立つご主人は終始とっても楽しそう。それを優しく見守る奥様。それを見ているだけでもココロが和みます。
これが噂の「ひやかしそば」
摩周そば粉の十割そばです。
香り高くコシのある麺、手作りのつゆ、やさしい味付けされた鶏もも肉。
あっという間に完食ですよ。
ご主人がそば湯を用意しているというのに、危うくそば湯をいただく前に全て飲み干すところでした。汗
そば湯を入れたときの黄金色の感じも素敵です。
たまゆらをさらに楽しむのはここから
さらにたまゆら上級者になるためには、ここからカフェメニューへ移行しましょう。ちなみにちょっぴりカフェは午後2時頃からの営業(多忙でなければ午後2時前の対応も可)となっておりますのでお間違いなく。
実はもともとカフェメニューを提供するつもりで、モダンな店舗作りをされたこともあって、ご主人がコーヒーを淹れるためのお湯を沸かし始めた頃にはもうそば屋とは思えない空気感に変わることに驚きが隠せません。
そんな空気感に浸っているうちに、先ほどまでお蕎麦を打っていたご主人がなんとコーヒー豆を挽いているではありませんか!
そんなご主人が心を込めてハンドドリップをしたコーヒーと、奥様の手作りのシフォンケーキが運ばれてきました。
さっきまで手打ちそばを食べていたとは思えない、カフェの完成度に驚かされ、ご主人と奥様との会話も弾んでしまいました。
コーヒーもシフォンケーキも全く手抜きのない味。さすが、カフェをやるつもりで開業されたお店です。
あまりに心地よくて、かれこれしばらーーーーく長居をしてしまいました。
そばの味もよし、カフェもよし、気さくな平井さんご夫婦とお話ししにいくもよし。
心癒される新しいそば屋+カフェのミックス空間です。
笑顔で送り出される
また来てくださいね!!
はい!!もちろんまた来ますとも!!!
釧路からならちょっと足を伸ばしてランチを楽しむことができる範囲内です。
ちなみにこの日は丹頂鶴の群れに出会い、ちょっと旅行気分も味わうことができました。
なぜ、あえてそば激戦区の道東でおそば屋さんを?
と聞くと、
他とは違うやり方でいきたい。特に、冷やしかしわそば=”冷やかし”を名物にしたいんですよ。
と笑顔で語ってくれた。
おそば屋をやると決めて、10年で念願の開業を迎えた平井さん。
”冷やかし”は、鶴居村の名物になることは、間違いありません。
お店のこと
お蕎麦は、数量限定となっておりますので、電話確認をした方がよいと思います。
店名:村の小さなそば屋 たまゆら
住所:〒085-1206 北海道阿寒郡鶴居村鶴居東3丁目64-3
営業時間:午前11時~午後7時
ラストオーダー:午後6時30分
座 席 数 14席(テーブル席4・小上がり1)
駐 車 場 あり
定 休 日 木曜日(祝祭日の場合は営業します。)
電話番号 0154-64-7129
インスタグラム:https://www.instagram.com/tsurui_village_tamayura/
ホームページ:http://inazumamoon.xsrv.jp/
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